心理カウンセラーって胡散臭い??~公認心理師/臨床心理士について②~

ところてん
ところてん

こんにちは。心理カウンセラーのところてんです。まずは、今回の記事の目的について、ご説明しますね。

今回の内容は心理カウンセラーに胡散臭さを感じる理由についてご説明したいと思います。

将来は心理カウンセラーとして働きたい!!

と心理カウンセラーの仕事に興味を持たれている方や、

心理カウンセラーってなんか信用できないのよね。

と、心理カウンセラーの仕事に疑問を持っている方にとって有益な情報かと思います。

ところてん
ところてん

どうぞ、最後までお付き合いくださーい。

はじめに~カウンセラーが胡散臭い理由~

心理カウンセラーとして働いていると、

カウンセラーって胡散臭いよね。“〇〇カウンセラー”みたいに、似たような名前の資格沢山あるしさー。

と言われることがあります。

個人的な意見ですが、カウンセラーという職業に胡散臭さが付きまとう原因としては、

  1. 誰でも〇〇カウンセラーと名乗って良い(心理士やカウンセラーを管理する法律の拘束力が弱い)
  2. 心理士/カウンセラーによって治療方針や介入方法が違いすぎる。

の2点があると思います。

ところてん
ところてん

今回の記事では1について書きまとめていきます。

2については、以前の記事で軽く書きまとめてあるので、よろしければ読んでみてくださいね。

では、どうぞ最後までお付き合いくださーい。

〇〇カウンセラーが多い理由

カウンセラーの単語が付く資格は多々あり、Googleで「カウンセラー 資格」で検索を掛けると、

  • メンタル心理カウンセラー
  • 認定カウンセラー
  • 産業カウンセラー

など複数の資格が見つかります。

しかし、これらの資格は短いものだと数週間、長くても1年以内に取得できるものがほとんどで、専門性が高いとは言えません。

ところてん
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これも以前の記事で書きまとめたことですが、心理カウンセラーの資格で専門性が高いのは“臨床心理士”、“公認心理師”の2つです。

中でも最も影響力の強い資格は国家資格である公認心理師ですが、この資格を管理する法律では

公認心理師とか〇〇心理師って名乗れるのは資格を持っている人だけだよ。

業務内の情報を外部に漏らしたらダメだからね!!(秘密保持義務)

などの規定はあるものの、

「カウンセリングをしていいのは公認心理師だけ」

のような一文はありません。

ところてん
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このように“その資格を持っている人だけがその資格名を名乗ることができる資格”を“名称独占資格”と言います。

公認心理師は名称独占資格です。すなわち、公認心理師ではない人は、公認心理師という名称を使用してはいけません。公認心理師でない人は、名称に「心理師」という文字を用いてはなりません。

公認心理師以外は名乗れなくなる名称:公認心理師、心理師、○○心理師など。

https://www.ccppn.net/a6-%E6%88%90%E7%AB%8B%E5%BE%8C/

そのため、何の資格を持たなくても自称カウンセラーは名乗ることができますし、短期間で“〇〇カウンセラー”の資格取得を促す団体も存在し続ける(営業し続ける?)ことができるわけです。

ところてん
ところてん

こうやってよくわからない名前の資格が増えたり、専門性の低いカウンセラーが世に出続けることで、カウンセラーに胡散臭い印象が付くのだと思います。

公認心理師は数年前につくられたのですが、カウンセラーにとっては待望の国家資格化でした。

国家資格になることが決まったとき、Twitterでは「やっとカウンセラーの地位が上がる!!」など喜びの声が多くみられましたが、

名称独占資格であることがわかると「結局名称独占か。パンチ力ない資格だなー」とガッカリ感満載のつぶやきに変わっていったような思い出があります。

おまけ情報ですが、医師や看護師のように“その資格をもっている人だけがその業務を行うことができる資格”業務独占資格と言います。

ところてん
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もう一つおまけに、臨床心理士は公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会(名前長い)がつくった民間資格なので、名称独占や業務独占のような法的な拘束力はありません。

おわりに~個人的に思うこと~

僕は”公認心理師は名称独占で仕方ない”と思っています。

ところてん
ところてん

実は公認心理師の資格ができること自体、カウンセラーにとって良いこととは思っていませんでした。(資格は生活のために取りましたが…)

以前の記事でも書きましたが、カウンセラーは各々スタンス/ポリシーが異なるので、問題の解決方法は全然違います。

そんな一人一人違うことを言うカウンセラーに、国が「公認心理師だけがカウンセリングしていいよ」なんて業務独占の太鼓判を押すとは思えませんし、押して良いとも思いません。

医師で例えれば、医師によって診断名も提案される治療も全然違う状態です。そんなんじゃ、医師免許持っている人のこと信頼できるわけがありません。

なんにせよ、公認心理師の資格が業務独占になり地位を向上させるためには、私たちカウンセラー(公認心理師や臨床心理士)の質の向上が必須条件だと僕自身は考えています。

ところてん
ところてん

僕ができることは、患者さんの生活にしっかり貢献できるようにコツコツ臨床に向き合っていくことですが、しっかり頑張りたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

おーしーまい

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