不登校になりやすい子の特徴③~本人のクセ/特性編~

ところてん
ところてん

こんにちは。心理カウンセラーのところてんです。

今回の記事では、私が感じている不登校になりやすい子自身の特徴についてご紹介したいと思います。

これまでの内容

注意点

今回の記事内容はところてんの体験を基にした個人的意見です。また、以下で紹介する特徴に一つでも当てはまったからといて必ず不登校になるわけでもありません。当てはまる内容と、直接ご覧になられている普段の様子を踏まえ、専門家(スクールカウンセラーや精神科/心療内科の医師やカウンセラー)と対応を検討していただけますと幸いです。

本人のクセ/特性

”なくて七癖(意味:誰でも7つくらいはクセを持っている)”ということわざの通り、一見何も特徴がなさそうな人でも話してみると驚くようなクセがあることあります。

このように、人には自覚していないクセがあり、そのクセによりイライラしやすかったり対人関係がギクシャクしやすくなることがあります。

人によってはクセに気付き「自分は○○なクセがあるから気を付けよう」とうまく対処できる方もいらっしゃいますが、子どもでは中々うまくはいきません。

大人でもできる方は中々いらっしゃいませんが笑

そのため、クセ/特性によりトラブルに遭遇しやすくなり、学校生活で苦痛を感じやすいことが考えられます。

ここでは、不登校になりやすいクセ/特性の一例をご紹介できればと思っています。

注意点

以下の内容に関して「それって発達障害ってこと?」と思われるかたもいらっしゃるかもしれませんが、近年発達障害に関してはスペクトラム(強弱の差はあるが誰でも似た特性を持っている)の概念が広まっています。そのため、”発達障害だから不登校になる”と言うことを伝えたいのではなく、”○○なクセが強いと学校生活で苦痛を感じやすく不登校になりやすい”ことをご理解頂ければと思います。

人から指摘/注意されるのが嫌い

学校は”学ぶ場”なので、他人からの指摘/注意を卒業まで避け続けることはできないと思っています。

  • 普段の態度を注意される
  • 授業で間違いを指摘される
  • 体育や音楽などでやり方を修正される

など、指摘/注意される機会はそこら中に転がっています。

なので、家庭内で家族からの指摘に対して怒ったり、反抗的な態度をみせる(例:言われたことを頑なにやらなくなる)ような様子があれば、授業や集団活動で嫌な思いをする場面が多くなることが考えられます。

自分ルール(こだわり)が激しい

学校は多くのお子さんが集まっています。

また、それぞれのお子さんの家庭によって生活のルールは少しずつ異なります。

そのため、本人が「こうすべきだ」と強く思っていても、他のお子さんからすれば別にどうでも良いことや、その反対だって多々ありえます。

そのとき、「仕方ないか」と自分との違いを受け入れることができれば良いのですが、受け入れられないまま過ごし続けるとイライラが募り続け、学校が嫌な場所になってしまいます。

また、相手に「それ違うよ」と繰り返し言い続けたり、「おかしいよ!!」と注意したことからケンカになり学校が嫌になる子もいらっしゃいます。

音などへの感覚過敏が強い

学校は基本的に集団活動が中心なので、騒がしくなるのは仕方がありません。

リコーダーや鍵盤ハーモニカ、合唱、体育館での行事、運動会など多くの場面で様々な音を耳にします。

また、音だけに限らず匂い/皮膚感覚など多種多様な刺激にさらされます。

これ自体は悪いことではないのですが、特定の音や匂いなどで体調が悪くなる方もいらっしゃいます。

ところてん
ところてん

僕自身匂いに敏感なところがあり、酷い時は頭痛や吐き気が起こることもあります。

このように感覚に過敏さがある場合も、これまでと同様に学校生活で苦しさを感じやすいことが考えられます。

これまで友達とのケンカなど対人トラブルが多かった

これは想像しやすいと思います。

幼稚園や保育園で、何か理由は分からないけど、

  • 友達と言い合いになっていた
  • ケンカになっていた
  • 家に帰って「○○ちゃん/くんから嫌なことをされた」と不満を言うことが多かった

などが頻繁にあった場合、小中学校でもトラブルが起こりやすいことが考えられます。

この場合、本人に学校での様子を尋ねても

保護者
保護者

え?大丈夫だよ~。

と言ってくることがあります(本当にめっちゃくっちゃよくあります)ので、

学校の先生にも定期的に確認することをお勧めします。

また、新しい担任の先生になったタイミングなどで、

保護者
保護者

これまで、友達とのトラブルが多かったので心配しています。何か、友達との口論など些細なケンカであっても連絡をしてほしい。

と伝えておくと良いかもしれません。

ただし、先生から連絡があるたびに本人に起こっていると親子関係が悪くなったり、本人が先生を嫌いになることが考えられます。

また、

子ども
子ども

学校行くとケンカしちゃうし、怒られるから行きたくない。

と言い出すことも考えられます。

そのため、トラブルがあったとして怒らないことが大切です。

その代り、専門家と相談しながら“なぜトラブルが起きたのか?”、“どうすれば良かったか”を相談し、担任の先生も交えながら練習できると良いと思います。

おわりに

今回で最後になりますが、不登校を予防するためには、

  • 普段から子どもと学校のことを話す機会を持っておく(毎日じゃなくていい)
  • 定期的(各学期に2回くらい)に学校に連絡を取り、学校での様子を把握しておく
  • 学校、家庭の様子で心配な点がある。本人が「学校を休みたい」と言ったときには迷わず専門家に相談する。

の3点が重要だと思います。

保護者
保護者

そんなの当たり前じゃん。

と思われるかもしれませんが、いざと言うときにすぐ行動に移すのは中々難しかったりします。

おすすめ書籍紹介

こちらの本は、お子さんとの向き合い方について書かれた本です。私が読んでも「厳しいなぁ」と感じますが、とても大切なことが書かれています。カウンセリングでこの本を紹介し読んで理解して頂けた方は、その後の変化が良好な印象です。

それでは、今回はおーしーまい。

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